n8nは無料で使える?Cloudとセルフホストの違い
n8n の「無料」は2種類あり、混同しないことが重要です。n8n Cloud(n8nが運用するクラウド版)に永続的な無料プランはなく、14日間のトライアルのみです。一方、自分のサーバーで動かすセルフホスト版の Community Edition は、n8n のソフトウェア自体を無料で使い続けられます。ただしセルフホストの場合はサーバーなどのインフラ費用や運用の手間が別途必要になるため、「一切費用がかからない」という意味ではありません。なお公式Docsの比較表では、コア機能は無料の Community Edition に含まれる一方、エンタープライズ向け機能は有料プランが必要と記載されています。
最重要制限
Cloudは14日間のトライアルのみ。継続的に無料で使えるのはセルフホスト版
クラウド版(Free trial(n8n Cloud)):無料トライアルのみ(永続無料プランなし)
- 1,000executions(実行回数(トライアル期間中))
- 5日(ワークフロー履歴)
- 5concurrent executions(同時実行数(Concurrent executions))
- 180秒(実行タイムアウト(Execution timeout))
セルフホスト版(Community Edition(セルフホスト)):無料プランあり(期限なし)
今回確認した公式情報では、数値で示された上限を確認できませんでした。
無料で使える範囲は2種類あります
提供形態ごとに無料の意味が異なるため、分けて掲載しています。
クラウド版:Free trial(n8n Cloud)
無料トライアルのみ(永続無料プランなし)14日間クレジットカード:登録不要と公式情報に記載
公式Pricing の Cloud Free Trial の Trial limits に「1,000 executions」と記載されています。公式Docs のトライアル説明にも「a limit of 1000 executions」と記載があり、同じ値です。公式Pricing で 2,500 workflow executions / month と記載されているのは有料の Cloud Starter の条件で、トライアルの枠ではありません。n8n の execution はワークフローの実行1回を指し、Zapier の tasks や Make の credits とは数え方が異なります。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較) / Try free then choose a plan(n8n Docs / Use n8n Cloud)
公式Docsに、トライアルで使える Pro 機能として「5 days of workflow history to roll back」と記載。
出典:Try free then choose a plan(n8n Docs / Use n8n Cloud)
公式Pricing の Cloud Free Trial の Trial limits に「5 concurrent executions」と記載。同時に走らせられる実行の数で、期間中に使える実行回数(executions)とは別の項目です。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Pricing の Cloud Free Trial の Trial limits に「180-second execution timeout」と記載。1回の実行がこの時間を超えると打ち切られます。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Pricing の Cloud Free Trial の Trial limits に「1 team project」と記載。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Help Center の「Can I have API access while I'm on a trial?」に、トライアル中は n8n public API を利用できないと記載されています。公式Pricing でも API はトライアルの項目に含まれていません。これは n8n Cloud のトライアルについての条件で、セルフホストの Community Edition における API の扱いとは別のものです。
出典:Can I have API access while I'm on a trial?(n8n Help Center) / n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Pricing の Cloud Free Trial 欄に「800 AI Assistant credits」と記載。下の AI credits・AI Builder credits とは別々に記載されている別枠で、足して1つの枠として扱うことはできません。公式Pricing で 2,300 AI credits / month と記載されているのは有料の Cloud Starter の条件で、これとも別のものです。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Pricing の Cloud Free Trial 欄に「100 AI credits」と記載。上の AI Assistant credits(800)や下の AI Builder credits(20)とは別枠として記載されているため、3つを足して1つの枠として扱わないでください。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
公式Pricing の Cloud Free Trial 欄に「20 AI Builder credits」と記載。AI Assistant credits・AI credits とは別枠として記載されています。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較)
今回確認した公式Pricing・公式Docsでは、トライアル期間中のユーザー数の上限を具体的に確認できませんでした。
出典:n8n 公式Pricing(プラン比較) / Try free then choose a plan(n8n Docs / Use n8n Cloud)
セルフホスト版:Community Edition(セルフホスト)
無料プランあり(期限なし)今回確認した公式Docsでは、Community Edition の実行回数に n8n 側の上限があるという記載は確認できませんでした。実際に処理できる量は、自分で用意するサーバーの性能に左右されます。
出典:Choose how to use n8n(n8n Docs)
今回確認した公式Docs・公式Pricingでは、Community Edition のユーザー数の上限を具体的に確認できませんでした。
出典:Choose how to use n8n(n8n Docs) / n8n 公式Pricing(プラン比較)
上限・期限を超えるとどうなる?
公式ページで記載を確認できた内容だけを掲載しています。
n8n Cloud のトライアルについて、公式Docsには、期限までに有料プランへアップグレードしない場合トライアルは自動的に期限切れとなり、n8n はワークスペースを削除すると記載されています。ワークフローはトライアル終了後90日以内であればダウンロードできます。トライアルをキャンセルする手続きは不要で、期限切れによる課金は発生しないとも記載されています。セルフホストの Community Edition について、実行回数の上限に関する記述は今回確認した公式情報では確認できませんでした。
出典:Try free then choose a plan(n8n Docs / Use n8n Cloud) / Choose how to use n8n(n8n Docs)
有料プランから無料プランに戻すとどうなる?
公式ヘルプの記載を、意味を言い換えずそのまま掲載しています。
今回確認した公式情報では、有料プランから無料プランへ戻したときの挙動についての記載を確認できませんでした。制限がないという意味ではありません。
公式ソース
このページの数値と説明は、以下の公式ページを確認して作成しています。
どの公式情報を根拠にしているか、確認できなかった項目をどう扱うか、 最終確認と内容更新をどう分けているかは調べ方についてに記載しています。
この制限が合わない場合
n8n の無料プランの上限が自分の使い方に合わない場合、同じカテゴリのサービスの無料プランを同じ項目で並べた表があります。
自動化ツールを比較するZapier・Make・n8n順位付けやおすすめの提示はしていません。条件が合うかどうかを自分で判断するための表です。